放置すれば空き家 活(い)かせば我が家
家族で話そう空き家の話

友人たちが気軽に集まってガレージでバーベキューをしたり、庭にプールを出して子どもと遊んだりできる広い家を建てたいと思っていました。初めは新築で考えていたので、なかなか希望に合う土地が見つからなかったのですが、「広い空き家を探して、リノベーションすればいい!」という考えに至りました。インターネットで見つけたこの物件を購入することで、理想の広さも確保しつつ、予算も抑えることができました。私は自営で工務店をしており、妻は住宅メーカーで設計士をしているので、自分たちのペースでこだわりも入れつつ、リノベーション作業を進めています。ゼロから始める新築とは違って、「今ある家をどう変えていくのか」を考えながら家を造っていくのも楽しいですね。
北九州市の空き家関係の補助金も活用できたので、予算的にも大変助かりましたし、申請の手続きも思ったより簡単だったので、ぜひ皆さんも新築にこだわらず、選択肢の一つとして空き家の活用を考えてみてください。(梶原天史さん・桜子さん)
市長からのメッセージ
思い出のつまった住まいが、いつしか人の手を離れ、空き家として地域の課題になることがあります。けれど少し視点を変えれば、その場所には新しい活用の可能性が広がっています。空き家は、次の誰かの暮らしや地域の交流の場へと生まれ変わる力を持っています。
北九州市では、専門家と連携して、空き家の管理や売買などについてワンストップの相談体制を整えています。また、空き家に係る補助制度もあります。空き家が、まちの未来をつくるきっかけになる。そんな可能性を、皆さんと一緒に育んでいきたいと願っています。
北九州市なら、必ず、できる!
北九州市長 武内 和久