1月の果実(いちご、みかん)
いちご
福岡県はいちごの一大産地として知られ、全国トップクラスの生産量を誇ります。
現在、県内で栽培される品種の主流は「あまおう」です。かつて西の横綱と呼ばれた「とよのか」の後継として、その魅力をさらに凌駕(りょうが)する傑作品種として誕生し、今や不動の人気を確立しています。
「あまおう」は福岡県農業試験場で開発された独自品種です。その希少性と高い品質を維持するため、栽培は福岡県内の生産者に限定されており、他県での生産は一切認められていません。全国的な流通量には限りがありますが、その分、市場での希少価値は極めて高く、首都圏をはじめとする各地で最高級ブランドとして揺るぎない評価を得ています。
「あかい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字から名付けられた通り、宝石のように艶(つや)やかな赤色と、ずっしりとした大粒の果実が特徴です。一口かじれば、濃密な甘みと爽やかな酸味が重なり合い、芳醇(ほうじゅん)な果汁が口いっぱいに溢(あふ)れ出します。福岡の情熱と誇りが育てた至福の味わいを、ぜひ心ゆくまでご堪能ください。
みかん
日本の冬の団らんに欠かせない光景といえば、やはりこたつで楽しむ「温州みかん」ではないでしょうか。温州みかんは実が熟す時期によって、「早生(わせ)温州」や「普通温州」などに区分されます。
年内に出荷のピークを迎えるのは、皮が薄く瑞々(みずみず)しい早生品種が中心です。そして年明けの1月頃からは、より熟成の進んだ普通温州が市場の主役となります。
なかでも「青島(あおしま)」は、この時期を代表する人気の品種です。大玉で平らな形をしており、貯蔵することで引き出された濃厚な甘みとコクのある深い味わいを楽しむことができます。
指先から広がる爽やかな香りと、口いっぱいにあふれる甘酸っぱい果汁。厳しい寒さの中で心まで温めてくれるような、旬ならではの美味しさをぜひご堪能ください
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