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【発表案件】
(1)令和7年度決算及び令和8年度9月補正予算案
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14.令和8年(2026年)8月26日北九州市長定例記者会見
【発表案件】
(1)令和7年度決算及び令和8年度9月補正予算案

更新日 : 2026年8月27日
ページ番号:000181360

コメント項目

なし

月日:
2026年8月26日
場所:北九州市役所 

発表項目 (1)令和7年度決算及び令和8年9月補正予算(PDF:1714KB)
出席者 北九州市長

【速報・暫定(生成AIで作成)】武内和久・北九州市長会見の要点

【発表案件】

■令和7年度決算及び令和8年度9月補正予算案

決算については、実質収支が15億円の黒字となったことを公表した。一般会計の決算規模は歳入6,390億円、歳出6,350億円で、歳入歳出ともに過去3番目の規模。市税収入は過去最高の1,911億円(前年度比109億円増)を記録し、市債残高は1兆1,852億円(前年度比205億円減)と16年ぶりに減少したことを明らかにした。

また、主な成果として、人口の社会動態が2年連続プラスとなったほか、進出企業の投資決定額およびU・Iターン就職者数が3年連続で過去最高を更新し、ふるさと寄付金の受け入れ額が30億円を突破したことなどを挙げた。

 補正予算案については、総額27億円の規模で計上したことを発表した。主要な事業として、物価高から企業とくらしを守る(8.9億円)、市民が安全に利用できるよう道路環境を改善(4.9億円)、「北九州2043」の実現に向けた取組(2,000万円、フィジカルAI共生都市推進事業(3,100万円)等の施策を提示した。

その他、冒頭にて、本日の暑さ指数35を超える地域が市内で初めて発生することが予想されたことを受け、熱中症への注意喚起を行った。

【質疑応答】

■令和7年度決算と市債残高の見通し

Q 市債残高が16年ぶりに減少したが、今後の見通しは。

A 16年ぶりの減少は大きな転換点であり、様々な取り組みの積み重ねによって状況が好転し得るということの1つ証しと受け止めている。投資と税収増、暮らしへの還元という流れを着実に進めていきたい。市債残高の負担軽減は重要なテーマであるが、必要な投資とのバランスを取りながら、中長期的に政策の自由度や柔軟性を高めていくことが大事である。

■9月補正予算案

Q 攻めの施策と守りの施策が混在しているが、全体的な編成方針や考え方は。

A 社会や地域情勢の変化に対応し、適切なタイミングで市民のくらしの支援を行うことが使命である。物価高や新しい交通ルールの導入、国の動向を踏まえ、攻めと守りの両面でしっかりとした構えを作る予算として提案したと説明した。

Q 補正予算案で中小企業支援に重点を置いた理由や意義は何か。

A エネルギー価格や原材料費の高騰が中小企業の経営を圧迫している声が多く寄せられている。市内の事業所の約99%、雇用者の大半を占める中小企業の力が失われないよう、継続的な支援が必要である。

■市税収入の増加と税目別順位

Q 固定資産税や事業所税の伸び率で政令市順位が大きく上昇したことについての受け止めは。

A 大規模な物流倉庫や工場の建築、製造業・情報通信業の設備投資増加などが寄与している。政令市の中で経済の勢いがトップクラスに浮上したことは心強く、北九州市を選んで投資してくれた企業に感謝したい。

■デジタルインフラと地域との共生の枠組み

Q 「デジタルインフラ」の具体的な対象とはどのようなものを指しているのか。

A 明確な定義はないものの、国の計画などでは光ファイバー通信網や海底ケーブルといった通信基盤、データの処理・蓄積を行うデータセンターなどが例示されている。その他にもセンサーやカメラなどのネットワーク設備全般を念頭に置いている。地域との共生という観点から、あらかじめ対象を限定することなく幅広く検討を進めていく。

Q データセンターをめぐる課題や現状認識、対応方針は。

A AIの発達に伴いデータセンターのニーズが高まる一方、全国の先進地等では地域との摩擦や不安の声も報じられており、注目されている存在であると認識している。市民の暮らしにとっても安心、企業の立地にとっても安心。そういった環境を作ることが重要であり、市民のご心配や小さな声にもしっかりと寄り添い、市政に反映させながら、市民生活と共生できるモデルを北九州市から先駆的に作っていく。

■福岡市長の不出馬表明と広域連携への影響

Q 福岡市の高島市長が次期市長選への不出馬を表明したことへの受け止めと、副首都構想などの広域連携への影響は。

A 九州を牽引する大都市の舵取り役として切磋琢磨してきたパートナーであり、一抹の寂しさを感じている。しかし、私が就任当初から掲げている福岡市と北九州市による広域メガリージョンの連携や「3本の矢」による副首都構想の推進という方針に揺らぎはなく、今後も連携をさらに強化していく。

会見の動画(YouTube)

会見録

この会見録は「速報版」です。
文字起こしの間違い(誤字脱字、読みにくい部分等)があるかもしれませんが、ご了承ください。
正式な会見録は内容確認の上、1週間後を目途に掲載します。

【告知】暑さに関する市民への注意喚起

あ

市長

皆さんおはようございます。それでは定例記者会見をさせていただきたいというふうに思います。昨日、織田投手が来られて。来られました?皆さん。来られた方は何社かいらっしゃいましたけどね。横浜高校の織田投手も本当に素晴らしい青年で、野球もそうなんですけど、やっぱり人として。「素晴らしい人間になっていきたい」というような抱負を述べられたことに、本当に素晴らしいなと思いました。これからどういうふうになっていかれるのか分かりませんけれども、北九州市出身の1つの素晴らしい才能として注目されている存在ですので、これからもぜひご活躍いただきたいなというふうに思っております。また、東筑高校の皆さんも本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。さて、甲子園は終わりましたけれども、まだまだ暑い日は続くわけですが、まず最初にそのことについてお知らせをしたいと思います。本日の暑さ指数(WBGT)が35を初めて超えるという地域が出てまいりました。市民の皆様にはぜひ注意していただきたいというふうに思います。これは国が定める「熱中症特別警戒アラート」に相当する危険な暑さが生じた場合に、この北九州市独自の取組として昨日注意喚起をさせていただきました。市民の皆様には、外出や運動は控えて、こまめな水分補給と休憩を取るなど、本当に暑さ対策に万全を期していただきたいと思います。北九州市には、暑さを避けて休息できる施設として、このように「クーリングシェルター」というのを準備をさせていただいております。今年は260施設という過去最高の数になっておりますけれども、多くのクーリングシェルター、公共施設、あるいは民間の皆様にもお力をいただきまして、「暑さから避ける」、こういうような取組をスタートしております。ぜひ最寄りの施設に立ち寄っていただければと思います。熱中症による救急搬送の半数以上は屋内で発生をしています。なので、自宅で涼しい環境を確保できない場合も、ためらわずにクーリングシェルターをご活用ください。厳しい暑さ、まだまだこれからも続く見込みであります。ぜひ皆様「無理をしない」、そして「我慢をしない」ということをお願いしたいと思います。ぜひ皆さん、「自らの身は守る」、そして周りの方にも「目配り」、「気配り」いただければと思います。よろしくお願いいたします。

【発表】令和7年度決算及び令和8年度9月補正予算案

あ

市長

さて、次は「令和7年度決算」及び「令和8年度9月補正予算(案)」のお話に移らせていただきます。9月の議会の提出議案となりますけれども、「令和7年度決算」及び「令和8年度9月補正予算案」についての発表ということになります。まずは「令和7年度決算」についてです。「令和7年度決算」の大きな特徴として、「成長への好循環」が着実に動き出し、成果が具体的な形となって現れ始めた決算となりました。「成長への好循環」、これが成果となって現れ始めたという決算だと捉えております。一般会計の決算規模は6,390億円、歳入が6,390億円、歳出は6,350憶円、歳入・歳出とも過去3番目となっておりまして、実質収支は15億円の黒字となっております。扶助費などの膨張圧力が大きくなる中で「創る改革」、財政の模様替えなどによって財源を確保し、未来の成長に向けた「次世代への投資」をしっかりと確保する、こういった取組を進めております。そして私たちが非常に大きな、大切な要素としている「民間投資」、こちらも活性化してきております。民間投資を通じて、また人口の社会動態の「2年連続プラス」といったような動きといったものも相まって、北九州市、潮目の変化が潮の流れへと変わりつつあるというのが今の状況でございますけれども。市税収入は過去最高の1,911億円(前年度比109億円増)となっております。これ過去最高ですね。「次世代投資枠」は今お話ししたとおり。あと「市債残高」が1兆1,852億円ということで、こちらが205億円去年より減りまして、「市債残高が16年ぶりに減少」ということになっております。財政面でも「成長と財政健全化の好循環」が具体的な形となって現れ始めた決算ではないかというふうに捉えております。本当に官民問わず多くの市民の皆様のお力のおかげです。本当にありがとうございます。少し具体的に見ていきますと、違う角度から見ていきます。市税の決算の特徴でございますけれども、主な特徴としては、積極的な民間投資が「市税収入の増加」という形でも現れ始めているということになります。民間企業様の積極的な投資、これはもちろん税収に直結するわけでございますけれども、企業による投資の状況が反映されやすい税目の伸び率が(政令)指定都市の平均を上回るという状況が出てきております。例えば固定資産税(建物分・設備投資分)を見ますと、20都市中17位というところでございましたけれども、ここが6位に、そして設備投資分が5位に、そして事業所税が3位にという形で、非常に旺盛な伸び率になってきております。これは、建物分の固定資産税については、事業所やマンションなどの新築・増築が影響しまして3.1%増加、17位から6位に。そして設備投資分は、機械装置などに関する積極的な投資を背景といたしまして4.3%増加、16位から5位に上昇。事業所税につきましては、企業の市内進出や事業拡大などを背景に市内事業所の床面積が増加したことで、3.1%増加ということで16位から3位に上がってきているということでございます。こういった「稼げるまち」、そして「安らぐまち」、「彩りあるまち」という中の起点となる「稼げるまち」に向かっての成果が少しずつ形を成し始めたというところ。もちろん様々な立地、投資というのは、4年、5年とかけてジワジワと現れてくるものですので、まだまだここから息の長い反映、くらしへの還元というものをしていく時期にこれから出てきますけど、少しずつ現れ始めたというふうに捉えております。やはりこういった税収が上がるということによって、市民の皆様のくらしを充実させ、豊かにする元手が増えるということになります。市民の皆様の「くらし」、これをさらに質・量とも高めていくために、こういった経済の力というのを土台にしていきたいというふうに考えております。また決算に関連しまして、北九州市全体の動きとなりますけれども、個別には皆さんご案内かと思いますけれども、もうこれも個別には1つ1つ発表させていただいておりますけれども、令和7年度、もう一度総覧してみますと、人口の社会動態「2年連続プラス」、企業の立地投資額「3年連続過去最高」、それから、Uターン・Iターンの就職決定者数が「3年連続過去最高」、ふるさと寄附金の受入(金曜日)額も「30億円突破、過去最高」になっております。北九州空港の貨物取扱量も「2年連続の過去最高」、小倉城の入場者数なども「3年連続過去最高」、これは門司港レトロとか皿倉山もかなり好調であるということはお話をさせていただきましたね。その他にソフト。「(食の)ブランディング」、あるいは「(新たな)都市像の発信」等々、様々な施策に矢継ぎ早に取り組ませていただいたところでございます。もちろん、こういった「再起動」した北九州市の経済・社会の活気、これがジワジワとこれからさらに拡大し、市民の皆様の暮らしに届いていく、これをぜひ進めていきたいというふうに思います。これはもう役所だけで到底できるものではございません。本当に民間企業様、あるいは市民の皆様のお力に感謝を申し上げたいというふうに思います。

あ

市長

こうした中、もう1つ補正予算案についてもご説明をさせていただきたいと思います。こちらです。補正予算案は総額27億円、物価高など、環境が変化することに対応しながら、市民の皆様の「くらし」と「まちづくり」をしっかりテコ入れしていく補正予算案です。やっぱり世界情勢の変化、時代の変化の中で、やはり課題というのは常に、年度途中であっても様々に動いていきます。そういった中で、市民の皆様の「くらし」をしっかりと支え、守っていく、そしてまた「まちづくり」、こういったものもしっかりと、コツコツと歩を進めていく、こういうことが必要になってまいります。大きな柱としては「物価高からくらしと企業を守る」、「安心して過ごせる都市・生活基盤の整備」、そして「次世代まちづくりの推進」、「地域活動・支えあいの推進」という内容、(一般会計)27億円というふうになっております。具体的に少し見ていきたいと思います。

アクション

市長

まず「物価高から企業とくらしを守る」ということで、国の「重点支援地方交付金」の追加交付分と、既に予算計上している事業の執行残を活用して、計8.9億円を計上させていただいております。具体的に、まず「中小企業のコスト上昇支援」ということをやっていきます。「中小企業のコスト上昇支援」7億8,400万円というのを計上させていただきます。これは燃料費や光熱費、原材料費など、あらゆるコストの上昇によって厳しい経済環境にあられる中小企業の皆様をしっかり支えていきたいという思いです。一定の条件を満たす事業者の方々に対し、1事業者当たり10万円の支援を行います。これは、いわゆる中小企業というだけではなくて、NPOや一般社団法人など対象を広げてまいります。そういった取組、そして10万円の支援、これはもう今まで市の中でも非常に初めてのことだということになります。約7,000社が対象になるというふうに聞いております。2つ目に「卒業・進学(応援)学校給食費免除事業」というのがあります。長引く物価高、こうした中で、子育て世帯の経済的負担というのはますます増加しているものと認識をしております。こうした中、進学等で臨時的な出費が増加をする市立中学校3年生を対象に、期間限定で学校給食費の保護者負担を免除するということにいたします。令和9年の1月~3月までの学校給食費を対象といたしまして、お一人当たり1万6,200円が免除されることになります。特別支援学校3年生は1万5,100円ということになります。3つ目は「食料支援を通じた生活支援」です。こちらも物価高の影響を受ける世帯への支援として、地域団体や子ども食堂を通じて、食料支援や生活相談を実施をさせていただきます。次の柱が「安全・快適に利用できる道路環境の改善」です。「安全・快適に利用できる道路環境の改善」に4.9億円を計上させていただいております。今年の4月に自転車の交通違反の反則金の納付を求める「青切符」制度というのが導入され、今年度からさらに交通ルールやマナーの関心が急速に高まっている、そういう状況にあります。ただし、その一方で「車道はやはり危険なんだ」、「安心して走行できる道路が少ない」などの走行環境の安全性に関してご不安があるというお声を市民の皆様から多数いただいております。加えまして、こういった、薄くなった道路のこのラインですね、区画線と言いますか、薄くなった線がたくさんあります。こういったところとか、老朽化した舗装の更新などへのニーズも高まっております。また「街路樹の剪定や植え込みの雑草対策など、道路環境全体を改善してほしい」というお声があります。そして「自転車通行が分かりやすいように」、こういった、やはりしっかりとした表示がなければ、ルールが変わっても皆様が円滑に安全に、車道、自転車道を走っていただくというのが、やはり支障が生じます。ここに対して、道路環境を改善をしていきます。市民の皆様の身近な道路、ここの安心、そして安全をしっかり確保していきたいということでございますので、自転車レーン(路面標示)、区画線・舗装の更新、街路樹の剪定、植え込みの改修などの「道路環境改善」ということで4.9億円を計上させていただいております。

定例会見画像

市長

続きまして、「まちづくり推進・投資価値向上」に関する事業でございます。こちらは総額2,000万円となっておりますけれども、先般「次世代まちづくり」の投資戦略として、「北九州2043(たたき台)」というのを発表させていただきました。こうした中で、民間投資を呼び込みながら都市構造を変革をしていく、市民の皆様の暮らし、まちを次のステージに進めていくという取組をスタート、着手したという段階です。こうした中で、今回の補正予算では、まず「市民の皆様全体での議論促進の取組」、これはワークショップなど、市民の皆様が主体的に参画をしていただいて、意見やアイデアを交わしながら、みんなでまちづくりを考え、そして作り上げていく、こういったプラットフォームを創出していくというもの。そして、その他「(民間投資促進に向けた)調査検討」、また様々な「(北九州2043の戦略的)プロモーション」、あるいは「情報発信」等々、こういったところの費用を計上しております。市民の皆様、そして、もちろん企業や行政も含めて、2043年に向けてのまちづくりを進めていく、こういった流れ、また、そういった輪を広げていき、またさらにその具体的な内容を、しっかりと検討を積み重ねていく、そういった予算として計上させていただいております。そして次に「フィジカルAI共生都市推進事業」というものでございます。先週21日にこの記者会見におきまして、全国に先駆けて「北九州市フィジカルAI共生都市戦略」というものを発表させていただきました。「フィジカルAI」を通じまして、これはものづくりだったり、物流だったり、将来的には様々なケアであったり、介護であったり、そういったものももちろん射程には入ってくる、こういった「フィジカルAI」の「共生都市宣言(戦略)」というのを私たちは積み重ねてまいりました。また「フィジカルAI」に関しましては、国の「地域未来戦略」においても、国の認定を受けた第1号ということに北九州市はなっておるわけでございます。やはり「市民の皆様のくらしを豊かに」、そして「産業力の強化」にこれを繋いでいく取組というのをこれからしっかりやっていく。そのために、今回の補正予算はそうした動き、戦略を実行に移していくということのために予算を組ませていただいて3,100万円ということになっております。社会実装の推進に向けた「フィジカルAIサンドボックス」、事業化や企業集積を加速させる拠点となる「フィジカルAI社会実装LABO」、研究開発・人材育成を進める「匠プロジェクト」、そして、市民の皆様が「フィジカルAI」を身近に感じ、それを支える基盤となるデジタルインフラと共生していくための「デジタルインフラと地域との共生に向けた枠組みづくり」といったことを中身として盛り込ませております。こうした4つの取組を同時並行に進めていくことで、「フィジカルAI共生都市」の実現を目指していきたい、北九州市が日本で初めて「フィジカルAI」について認定をされた都市だからこそ、先駆的に北九州市がこのモデルをつくっていきたいということで今回計上させていただいております。

定例会見画像

市長

その中で、この4つ目になりますけれども「デジタルインフラと地域との共生に向けた枠組みづくり」について少しズームインさせていただきますと、デジタル技術が目覚ましく進展をし、そして皆様の生活を快適で便利にしていく「AI」、そしてこれから「フィジカルAI」というものを、多くの皆さんがその便益を受けられて享受されているというふうに思います。また、そういった技術も毎年、あるいは毎月、どんどん新しいものが生まれてくるという、こういう状況になってきております。社会や産業のあり方、また技術の形が変わっていくことが予想される中で、「デジタルインフラ」が市民の皆様の暮らしとしっかりと共生をしていく、こういうことに対して、北九州市が先駆的にモデルをつくっていく。北九州市から「フィジカルAI」、そして「デジタルインフラ」と市民の皆様の「暮らし」、これを共生させていくモデルをつくっていきたい、こういう思いを持っております。こうした意味で、そういった社会的な要請を先取りして、北九州から先駆的な枠組みづくりをチャレンジをしていこうというのが、こちらになります。具体的なアクションはこういうことを予定をしております。まず「庁内横断的なプロジェクトチーム」を設置をいたします。先進事例、これは国内外問わず先進的な事例の調査・分析、それから地域共生に向けた先駆的な知見の収集・検討を行ってまいります。また2つ目「有識者会議の開催」です。「デジタルインフラと地域の共生に向けた先駆的な枠組みづくり」を、日本の中でも先んじて「北九州でモデルをつくっていく」ということに向けて、多くの知見を賜りながら検討を深めていきたい、「有識者会議の開催」でございます。そしてまた、市民の皆様の「暮らし」と「新たなデジタルインフラ」がしっかりと共生していくために「対話」、そして「様々な情報共有の場」をつくっていきたいと考えております。それが3つ目になります。市民の皆様が新しい技術を知り、暮らしとの関わりについて理解を深め、意見を寄せ、専門家や企業、また行政とともに対話する共生づくりの基盤をつくっていく「(仮称)北九州デジタル共生プラットフォーム」というものを構築していきたいと思います。市民の皆様のお声、そして市民の皆様の理解、こういったものをしっかり得ながら、私たちはこれからデジタル時代に、その先進的なフロントランナーとして、先駆的な取組をしっかりやっていきたいというふうに考えております。こうした取組によりまして、「デジタルインフラと地域の共生の枠組みづくり」、また「フィジカルAI共生都市」としての先駆的な役割を北九州市からつくっていきたいというのがこの内容でございます。以上「令和7年度決算」、そして「令和8年度の9月補正予算案」についてご紹介をさせていただきました。こちらについては、今後の議会において様々なご審議をいただくということで、私ども準備を進めてまいります。私から以上です。じゃあご質問どうぞ。

質疑応答

記者(日本経済新聞)

今月幹事の日本経済新聞です。いくつか冒頭に質問をさせてください。まず発表項目から「25年度(令和7年度決算)」に関するところで、投資が増えて市税収入も増えて「16年ぶりに市債残高が減った」って大きな節目だったとは思うんですけれども、それでもなお、やっぱり政令市全体で見れば市債残高はワーストクラスですし、そんな中で今年度の見通しですね。まだ半分ぐらいしか終わっていないですけれども、どのように見通していらっしゃって、今後やっぱり市債に関しては、少しずつ減らしていく方向で考えていらっしゃるのか、その辺り、前年度の決算に関する、もう一度ちょっと振り返り的なご感想と、市債残高、今後どうしていくのかっていう、その辺りの今後のお話を伺いたいと思います。

市長

そうですね。今回「16年ぶりの市債残高減少」ということは1つの大きな、私たちにとっての転換点、あるいは勇気になったと思います。こういった取組を積み重ねることによって、そういった状況というのがやはり変わって「好転し得るのだ」ということを1つ、私たちが共有できるということは大きな一歩になるというふうに思います。まさに様々な企業の立地、あるいは人の動きなどに関しての「潮目の変化」というのが「潮の流れ」に変わってくる1つの証になってきたかなというふうには思っております。ただ企業立地に関して、あるいは様々な人の流れに関して、まだまだその成果が出てくるというのは少し時間も要する部分も多々ございますので、そういったものを推進力にしてやっていきたいというふうに思います。「今年度はどうか」ということについては、ここは今、年度途中の、まだ一生懸命執行している途中でありますので、これについて今現在、予測を勝手にここで申し上げるということは難しいかなというふうに思っています。ただ、引き続き今まで取り組んできた多くの投資、投資をしていただき、そして市税が潤い、そしてまたそれが何よりも市民の皆様の「くらし」に還元されていくという、この流れをつくっていきたいというのが一貫した私たちの取組です。ですから、こういった流れを大きくしていくということは非常に、引き続き着実にやっていきたい。市債残高の話なんですけれども、もちろん市債残高というのは、単に投資が増えれば税収増えてどんどん減っていきますという一直線にいくかというと、様々な要素もございます。もちろん私たちの様々な財政余力を担保し、市民の皆様の暮らしに対して、しっかりとした手当ができるような財源を涵養していくということが大事ですので、もちろん市債残高というものに対して、私たち真摯に向き合って、その負担を軽減していくということは重要なテーマですけれども、これもリニアに一直線に何か状況変わっていくというものではございませんし、その年々の様々な大型な投資と言いますか、予算投入が必要なこともあります。なので、中長期的には、やはりより政策の自由度、柔軟度を高めていくということが大事であります。ただ他方で、必要な投資を先にすることによって、まちが元気になる、そしてまちを活性化させていく、安心をつくりだしていく、これも必要なので、そこのバランスを取りながらやっていくと。なので、やや直線的にこういう方向で一直線に進んでいくというよりも、その時の情勢、物価高や様々な状況の変化もあって、支える時は支える、先に投じる時は投じる、こういうことも必要ですし、でも着実にこのまちが巡って、経済の力、暮らしの安心が巡っていくような形にしていくということだろうと思います。

記者(日経新聞)

分かりました。あと発表項目で、9月補正予算案についてなんですけれども、27億で、ある種フィジカルAIみたいな、1週間前も発表ありましたですけれども、ある種攻めの部分もあれば、7億8,400万円、全体の3割ぐらいは中小対策に充てたり、ある種守りの部分も編成しているわけなんですけれども、補正予算案に関しての改めて受け止め方、考え方、方針と言いますか、それをちょっと改めてお話しいただけますでしょうか。

市長

そうですね。時代も変わるし世界も変わる、そして地域も変わる。こういった流れがどんどんスピードが速くなってきております。その中で適切なタイミングで適切な公的なお手伝いをすると、これはやはり市政の1つの使命でございます。その中で、やはり今年は物価高であったり、あるいは新しいルールの導入であったり、一方で、新しい技術について国家戦略がどんどん起動している。こんな状況にあります。そうした中でしっかりと攻めと守り両面で、攻めと守りしっかりとした構えをつくっていく補正予算、そのために補正をさせていただくというような思いで、今回ご提案をさせていただいているというものでございます。

記者(日経新聞)

分かりました。この先ちょっと発表項目外に移るんですけれども、まず1つが福岡市の高島市長、次の年末の市長選に出ない、4期で終わりということになりました。福岡市とはここのところ副首都構想等々で「3本の矢」と繰り返しおっしゃってきたと思うんですけれども、今回次の選挙に出ないという受け止め、高島さんの出ないという受け止め方、そして副首都構想、今後推進していく上で、それへの影響とでも言いましょうか、どのように受け止めていらっしゃるか、その辺りお聞かせください。

市長

そうですね。もう受け止めについては、私もコメントを出させていただき、また翌日も取材を応じさせていただいたので、ちょっと繰り返しとなって恐縮でございますけれども、やはり今回、高島福岡市長、九州を牽引する福岡市・北九州市という2大都市の舵取り役として、ともに語り合い、そして切磋琢磨しながらたくさんの助言、あるいはたくさんの意見交換をさせていただいた仲でございました。なので、本当に今回のご決断というのは、私にとっては僭越ながら、同志と言いますか、同じ大都市の舵取り役としてのパートナーであった高島さんがおられなくなるというのは一抹の寂しさがあるということは、これは正直な気持ちもございます。一方で、高島さんがこれからまた次のステージへ、次のステージというか、次のどういう舞台か分かりませんけれども、どのような形であれまたご活躍をいただきたいなという個人的な思いはございます。他方で、今ご質問のあった、福北連携、福北新時代をつくっていこうということで、私も就任当初、就任してあれは1週間程度でしたか、非常に就任した直後に、その日にもちろんご挨拶に行った上に、就任1週間ぐらいで福岡市長と北九州市長の14年ぶりのトップ会談というのを、北九州市で行わせていただいたということも、非常に鮮明な記憶として残っております。やはり世界で見れば、メガリージョン、すなわちインドや中国、アメリカの例を挙げなくても、この福岡市や北九州市というのは、もうこのメガリージョンとして、ともに共存・共栄をし、福岡県、あるいは九州の経済、九州を引っ張っていく、こういうことが大事だと思いますので、これからメガリージョンでの広域連携というのは、いささかも揺るぎがなく、むしろ、さらにさらにこれを強化をしていくことが大事だというふうに考えております。このあと高島市長おられなくなったあと、何て言いますか、そこはどうなるんでしょうかというご質問だと思いますけれども、しっかりとそういった、メガリージョン、広域の連携、都市間連携というのは、しっかりとこれまでどおり、あるいはこれまで以上に強化をしていくということが大事だというふうに思っています。副首都に関しましても、もうその文脈の人、文脈と被さって、重なってきますけれども、やはり副首都については3本の矢で、県・福岡市・北九州市でしっかり牽引してやっていこうということで、議論を進めさせていただいておりますので、そういったところにもしっかりと同じ力を合わせて進んでいくということが大事かなというふうに思っています。

記者(日経新聞)

分かりました。最後に1つ、もう1つ質問をさせてください。今回、高島さんがこうなったからっていうわけではないんですけれども、あと5ヶ月、1月31日に市長選があります。まだ出るとも出ないとも仰っていませんし、それで改めての質問なんですけど、もうあと5ヶ月と言えばいいのか、5ヶ月しかないなのか、まだあるなのか分かりませんが、市長の今の現在のお考え、お気持ちを改めて、しつこくて恐縮なんですけど伺えたらと思いますし、また、その辺りの最終的なお考えをいつ頃どういう形で表明したいと、今心の中で思っていらっしゃるのか、その辺りトータルでお話いただけたらと思います。

市長

そうですね。本当に毎回お尋ねいただいて、大変恐縮なんですが、本当に正直、もう毎日毎日新しい課題がたくさんあって、それで災害があって、また県議会や高島さんや様々な動きがあって、本当に日々もう本当に一生懸命、全力でこの北九州市を守る、北九州の市民の皆様の暮らしを守る、また課題に対峙して、ここで全力を挙げているっていうのが、今現在の正直な私の毎日であるということは、本当にそのおりでございます。なので、そういった中で、まずは、そこにしっかりと真剣に、もう全力で仕事をしていく。最後の1分1秒までしっかりと全力でしていくということに今集中しているというところでございます。この先ということになりますけど、この先、ちょっとそこも、まずは市民の皆様の暮らしをしっかり守っていくということに集中をして、そしてその上で、どういうふうに考えていくのかということになってこようかと思いますけれども、まずはしっかり全力で、市政に邁進していきたいというふうに考えております。

記者(日経新聞)

分かりました。ありがとうございます。それでは各社よろしくお願いいたします。

記者(NHK)

すみません。NHKの西上と申します。よろしくお願いします。先ほどの質問と少し被るんですけれども、補正予算の件で、物価高を受けた中小企業支援というところに絞った意義、全体の意義を伺ったと思うんですけども、中小企業支援に絞って、ちょっと意義っていうのを改めて伺ってもよろしいですか。

市長

絞ったというか、中小企業支援がこれだけ、どうしてそこに、どういう思いで、ここに重点を置かれているかということですね。もうここは繰り返しと言いますか、改めて私が申し上げることでもないですけど、やはり市民の皆様の暮らし、中小企業の皆様の事業、これをしっかり守っていく。これは私たちの最大の使命であろうかと思います。そうした中で、年度途中にあっても非常にこの中東情勢というのは、二転三転をし、先行き不透明な状況が続いている。そして、エネルギー価格や、原材料費・物流費などのコスト上昇が、多くの中小企業の皆様の経営を圧迫している。こういうお声をたくさん伺います。こうした中で、事業継続の下支え、こういったところを少しでもさせていただきたいという思いがございます。やはり中小企業というのは、本当に事業所数でも99%ぐらい、働かれている方でも90%後半だったと思います。本当に北九州市民の皆様の多くは、中小企業で活躍いただいています。やはり中小企業の力、体力が失われることによって、まち全体の元気が失われてはならない。市民の皆様の暮らしを守っていかなければならないということで、今回、この今の状況を見て、計上させていただいたという思いがあります。ただ、さわさりとて一定の支給要件など、それはもうちゃんと適切に設定をしていくということによって、いずれにしても切れ目ない支援、これをやはり継続的にやっていくということが、まちの経済、まちの暮らしを守るために必要だという思いでございます。

記者(読売新聞)

読売新聞、饒波です。決算のところで、固定資産税とか事業所税が政令市の中でもかなり上位のほうに上がっていて、市長よくおっしゃる、この「稼げるまち」というのは、ちょっとこう数字にやっぱり現れてきているのかなと思うんですけれども、何か順位が上がったこととか、税収が上がったことについてちょっと改めて受け止めみたいなのを伺ってもいいでしょうか。

市長

そうですね。今回は固定資産税と事業所税が、これは中身見ていきますと、やはり先ほどもうお話しましたけれども、大規模な物流倉庫・工場の建築で家屋、そして製造業や情報通信業、こういったところの新規設備投資の増加で、償却資産の増加に繋がっていますし、あと事業所税は事業所の新設・拡張などによるものだというふうな内容になっているようです。素朴に、この伸び率が、順位が上がったということは大変心強く思います。北九州市の様々な、20の政令指定都市で様々なことでランキング付けされることはたくさんありますけれども、こういった中で、上位3位、5位、6位と特に経済の中核的な、今、経済の伸び具合、税収という形ですけど、経済の投資、あるいは経済の今の伸び具合、勢いと言ったらいいんですかね。勢いというものが、政令指定都市の中でもトップクラスに浮上してきたということは大変心強く思います。こうした流れ、まだまだ私としては、まだまだ始まったばかりだというふうに捉えておりますけれども、これがさらにそうした勢いがつけば、さらに勢いが重なってくる。そしてその勢いが相乗効果として、大きなうねりになっていく。そこまでしっかりと確かなものにしていくということが大事です。ただ、素朴に、それはランキングが全てじゃないですけれども、こういった指標の中で政令指定都市の中でも、北九州市が勢いがある、上位に入ってきたというのは大変心強く希望の持てるものだというふうに考えております。ただ、これ併せて本当に、これは役所が投資しているわけじゃないので、本当に企業の皆様、北九州市を選び、そして投資してくださる皆様、来てくださる皆様に御礼を申し上げたいというふうに思います。

記者(読売新聞)

ありがとうございました。あとフィジカルAIの共生都市モデルの件で、この共生に向けた枠組みづくりのプロジェクトチーム、もうちょっと中身伺いたいなと思っていまして、何かどういうメンバーで、いつぐらいに設置するのかっていうのを。

市長

そうですね。これから、実は、「北九州フィジカルAI共生都市宣言」を5月にし、戦略を8月に発表したということが1つあります。高市政権の、一丁目一番地である地域未来戦略のフィジカルAI分野で、認定第1号の自治体として北九州市が認定されたと、これは8月頭でしたかね。というような流れが大きく来ていると。なおかつ、国によるGX戦略地域というものがありまして、ここについても夏頃の目途とした認定の結果が出てくるというような、こういったタイミングを捉えて、先駆的に北九州市からデジタルインフラと地域の共生に向けた枠組みづくりをつくっていくという思いです。プロジェクトチームは、これはもちろん産業的な技術の話もありますし、いろんなチーム、企業の話もある。あるいは、暮らし、まちづくりとの整合性もある、また市民の暮らしの関係するところもある、はたまた教育も関係あるかもしれません。様々な分野と関わりを、これから持つであろうデジタルインフラと地域の共生ということに向けて、庁内で横断的に、やはり私たちは企業の担当部局だけではなく、多くの市民の皆様、市民の皆様の暮らしと共生できる、こういったものをつくっていきたいと思いますので、様々な部局から構成されるプロジェクトを設置をしまして、日本を牽引するような先駆的なモデル、これを北九州市でつくっていきたいという、検討をしていきたい。そのためにまず、様々な他地域の事例とか、どういう技術の進歩、どういうようなものになってきているのか、こういったものもよく収集したり、それを分析したり、どういう論点があるのかを整理をしたり、その議論を深めたりというようなことをしていくようなプロジェクトチームにしていきたいなというふうには思っております。

記者(読売新聞)

いつぐらいに設置するとかは。

市長

そうですね。時期はこれ補正予算の審議が当然行われて、お認めいただいてからということになりますので、自ずからそこから離れない時期に、速やかにお認めいただけたら速やかに進めていきたいなというような時間間隔で考えております。

記者(読売新聞)

一番下の行政プラットフォームのほうも同じように、議会の承認得た上でというところに。

市長

もちろんそうですね。なので、もちろん補正予算案でございますので、こういった中で、その時期、それはもう年度途中の補正予算でございますので、それがお認めいただけましたら、速やかに動いていくということがもちろん大原則でございます。

記者(読売新聞)

すみません、もう1点、発表外ですけれども、9月11日に工藤会の頂上作戦から12年ということで、この12年間のまちの変化ですとか、イメージの変化、どのように捉えているか、お考えをお願いいたします。

市長

そうですね。市民の皆様・警察・行政が一体となって勝ち取った治安の回復を土台として、人の流れ、投資の流れというのが呼び込める、今の状況になりつつある。これは本当に、多くの先人の皆様のご努力、多くの皆様の、市民の皆様、企業の皆様のご努力のおかげというふうに感謝を申し上げたいというふうに思います。諦めずに勝ち取ったこれまでの奮闘があるからこそ、そしてそれを通じてもたらされた安全と安心があるからこそ、今生まれようとしている北九州市の大きな勢い、そして描ける未来があるというふうに感じております。まちのイメージという意味から言うと、もちろんこれはまだ終わりなき旅でありまして、まだまだ様々な、もちろん私たちは、「安全なまち・安心なまちに変わってきたね」という、市民の皆さん多くのお声をいただいて治安に対しての信頼度というのも高まってきている。そういう意味では、まちに安全・安心感、まちに市民の皆様にはそれが相当、かなりの程度広がってきているというふうに私は感じています。ただ、やはりそういったものが、この市の外を出て、九州、日本、そして世界へと、非常に安全・安心で、素晴らしい安全・安心なまちだというイメージ、あるいはレピュテーションというものをさらにさらに浸透させていくというの、これはまだまだ地道にコツコツと取り組みを進めていきたいというふうに思います。

記者(読売新聞)

工藤会の本部事務所のあとでは、今年の秋には、NPOの抱樸さんの希望のまちもオープンしますけれども、改めて希望のまちへの期待とか、市としてどう関わっていくかっていうところをお願いします。

市長

安全・安心なまちに変わってきた、安全・安心なまちへと変わった、北九州市の大きなシンボリックなプロジェクトであるというふうに捉えております。もちろんそうした中で、この希望のまちプロジェクトというものの意味合いというものを、やはり、それは1つの行政として、様々ご相談に乗ったりということはあるかと思いますけれども、そこは1つの事業として、これはもう他の事業もそうですけれども、様々な事業と同じように、やはりしっかりとシンボリックな事業であるという意味合いも踏まえながら、市としても、何て言いますか、適切な関わり方というべきか、適宜・適切な関わり方をしていくということは、これまでどおりで、そしてこれこれからもそうであるというふうに思います。

記者(西日本新聞)

西日本新聞の金子です。私のほうからは補正の、先ほどもご質問ありましたデジタルインフラの新たな枠組みづくりという、ここでいうデジタルインフラというのが、市長はそもそもどういうものを指しているのかというところを教えていただけますか。

市長

そうですね。これデジタルインフラ、技術も変わって、それに関するインフラや必要な道具というか、設備というのも時代によって変わるので、そこは様々なものが想定し得ると思いますし、それをこれから、またしっかりと同定していくというプロセスが必要だと思いますが、現時点で、一般に言いますデジタルインフラというのは、国の計画等において、光ファイバー通信網や海底ケーブルなどの通信基盤、データの処理や蓄積を行うデータセンターなどが例示をされております。何か学術や法律で定義が明確に今定まっているものではございますけれども、その他にも様々なセンサーカメラ、いろいろなものが、ネットワーク、いろんなものがあると思いますが、そういったものも一応念頭に置いて、特にその中で、地域との共生という意味において、どういった部分の検討を深めていくのかということもしっかりと同定をして、やっていきたいなというふうには考えております。

記者(西日本新聞)

市がフィジカルAIを強力に推し進めていこうとするのであれば、AIデータセンターとかが近くに当然あったほうがいいとは思うんですけれども、一方で、データセンターを巡りましては、先進地の千葉の印西とかをはじめ、東京の日野ですとかで、地域との軋轢というか摩擦も生じているっていうのは広く報じられているところでありますけれども、市長のデータセンターに関する課題っていうか、現状認識について、まず教えていただけますでしょうか。

市長

そうですね。データセンターについては、比較的新しい、北九州市は以前2000何年から、昔からデータセンター立地している自治体ではございましたけれども、やはり今AIの発達やそのニーズに応じて、データセンターが大変ニーズが高まってきている。あるいは国家戦略として、それを立地を進めようという中で、様々な期待もあり、様々なご不安もありということで、注目されている存在であるというふうに考えております。私たちは、やはり市民の皆様の暮らしにとっても安心、企業様の立地にとっても安心、地域にとっても安心、そして企業にとっても安心、そういうような構えをつくっていくことが最も大事だというふうに考えております。言うまでもなく、これは市民の皆様が安心できなければ、企業の皆様も安心して立地できない、それはお互いにとって不幸なことであります。やはり長い目で見て、市民の皆様・地域の皆様が安心できるからこそ企業様も安心して立地ができる。ひいてはそれが、その地域は非常に安心して立地できるんだということで、いい循環が生まれてきますので、そういった市民の暮らしにとっても安心、企業の立地にとっても安心と、こういった共生という形を北九州市から先駆的につくっていきたいという思いがあります。そうした中で、もちろん様々な新しい技術、新しいインフラでございますので、データセンターについて言えば様々なご懸念やご心配の声というのも様々報じられておりますし、私も認識をしております。私たち北九州市としては、どんな小さい声であっても、市民の皆様のご懸念やご心配にしっかりと寄り添って、それを市政に反映していく、これが何よりも大切だと思っていますので、そういったものに関しましても、様々な声、小さな声、しっかりと私たちも伺わせていただきながら、本当の意味での共生の姿というのを北九州市から先駆的につくっていきたいと、そういう思いでおります。

記者(西日本新聞)

今、デジタルインフラ、先ほど光ファイバーとか海底ケーブルを含めて挙げていただきましたけれども、データセンターが中心になるというような認識でよろしいんでしょうか。

市長

そうですね。それはデータセンターが1つ大きなやっぱりメリットになってきておりますので、その光ファイバーや海底ケーブルがものすごいスピードで設置されているということではないのかもしれませんし、データセンターという1つ大事な私たちの念頭にあって、やはり、もちろんただ光ファイバーやケーブルなども、どういう状況になっているのか、どういうような地域の共生という観点から、どういう論点があるのかは、私たちはあらかじめ排除することなく、様々な議論、あるいは検討を加えていきたいというふうには思っています。

記者(西日本新聞)

最後もう1点だけ。先ほど有識者会議ですとか、プラットホームについては、予算の議決を経た上でということですけど、庁内のプロジェクトチームというのは、何か、予算、審議経ずとも設置できるのかなと思うんですけど、それも踏まえ、そこも含めて、議会後ということなんでしょうか。

市長

そうですね。庁内のプロジェクトチームというのは、例えばそれを調査に行くための旅費であったりとか、調査を、もしかしたら一部情報収集を誰かにお願いしたり、そういうお金は必要になるということですが、そこは当然でございますが、「私たち予算がないと何も考えません」っていうことでは当然ないので、プロジェクトチームという看板がなくても、日々関係部局は意見交換したり、情報交換とか、お金がかからなくても今の予算でもできることはございますので、そういったことは、もちろん事実上はやっておりますが、そこからさらにしっかり事例を集めに、あるいは調査に行こうよとかいうことにあってのコストっていうのも少し計上させていただいているという意味で、この補正予算の中に位置付けられている。だからそれまでジッとして、「何もそれまで考えません」ということでは、到底当たり前ですけど、行政としてはしっかりと動き、やっていくということは当然のことだろうというふうに思っております。

記者(KBC)

KBCの中野です。すみません、先ほど質問があった件ですけれども。高島市長の不出馬に関して、先日取材お受けされた時と質問が被っていたら恐縮なんですけれども、夜中23時頃にSNSに投稿されたかと思いますけれども、市長ご自身はどういった形でこの件、この情報を知られたのかというところを教えていただけますでしょうか。

市長

そうですね。高島市長から直接お電話をいただきまして、それが厳密に前だったかあとだったかっていうのはちょっと私もそこまで確認はしておりませんけども、おそらく高島市長の思いとしては、事前にお知らせしておこうという思いを持たれたのではないかと思いますけれども、電話をちょうだいをいたしまして、「この度、出馬しないということになりました」というご連絡はいただき、その電話でお伺いしたということでございます。

記者(KBC)

このSNSの投稿の中には「慰留されて涙を流す方もいらっしゃって、SNSでの投稿が遅くなってしまった」っていうような文言もあったなと思いますけれども、どういった反応というか。

市長

私ですか。

記者(KBC)

はい、されたのでしょうか。反応されたというか、どういった言葉をかけられたのかというところをちょっとお聞きしたいなと。

市長

そうですね。これは高島市長と私の電話の内容でございますので、どこまで詳らかにするのが高島市長との関係において適切かということはありますので、そこは多少はご容赦いただきたいと思いますけれども、ただそんなに長時間ではなくて、遅くもありましたし。私からは感謝を申し上げ、やはりこの都市間連携、そしてまた、様々な首長としての大先輩でもあられますので、たくさんのご助言をいただいたこと、また「北九州市と福岡市でしっかりタッグを組んで、この九州を引っ張ろう」ということでコミュニケーションを取らせていただいたこと、非常に、本当にそこは、「私にとって幸運なことであったし、大変ありがたかった」ということを私は謝意を申し上げました。高島市長からは、これからまだまだ常にいろんな状況、状況というか、世の中、社会経済状況が変わってきても、やはり福岡県全体、福岡というエリア全体を見渡した時に、やっぱり北九州市というのは非常に大事なまちでありますしね。「この福岡全体を盛り上げて、引っ張っていくように武内さんも頑張ってくださいね」というような趣旨のこと、ちょっと正確な文言じゃありませんけど、そういった激励をいただき、お互いにエールを交換して「お互いに頑張っていきましょう」というようなやり取りをさせていただいたというのが会話の概要だったかなというふうに思います。

記者(KBC)

分かりました。もう1件、県議会のことで。

市長

ちょっと録音したりしているわけじゃないので、私も文言は違うかもしれませんけれども、そういう趣旨の。

記者(KBC)

すみません、県議会の関連で。県議会の蔵内議長が議員辞職を発表っていうか表明されました。まずそのことへの受け止めと、こうした状況が続いている中で、今後県議会での動きに期待することなどあればお願いいたします。

市長

そうですね。ご自身の出処進退に関しましては、まだ理由も特に。私も何か直接聞いたり、あるいは何かご説明があったわけでもないですし、そもそもが県の話であり、県の議会の話であり、その議長の職を、あるいは議員としての職を辞されるということについて私が論評する筋合いはない、あるいは論評することはできないとは思いますが、非常に大きな決断をされたというふうには受け止めております。私は従前から申し上げているように、服部知事がしっかりとした、やはり県政の課題、あるいは県政というか、県庁と県議会の関係性、あるいは県政の事業についての課題というのをしっかり総ざらいして改革を進めていくというふうにおっしゃっておられます。やはりこのお言葉、私は非常に重いと思いますので、そういった意味で、服部知事が覚悟を持ってこれから改革を進められていくということを期待したいというふうに思います。また、あと「全体としてどう感じるか」ということを少しだけ付言しておきますと、個別の「誰それ」とか、この事象の「どれこれ」とかっていうことではなく一般論として、やはり政治において過度な閉鎖性、あるいは同質性があると、そこの部分というのはやっぱり変えていくことが非常に大事ではないかというふうには感じております。やはり過度な閉鎖性や同質性というものがあると、やはり市民・県民の皆様にとっても非常に分かりづらくなります。「限られた人によって政治が形成される」、あるいは「参加が限られた人である」という、こういう閉鎖性、あるいは「似たような背景を持たれている方によって政治が担われている」というような誤解が、市民・県民の皆様に広がっていくという、こういった同質性といったものが過度に進むことによって、やはり市民・県民の皆様が、政治に対して関心がなくなる。あるいは諦めを持っていくということは避けなければいけない、そうなってはいけないということは一般論としては思います。そういったことを転換すべき、やっぱり常にそういったことにならないように政治というものが行われなければいけないという思いは持っております。やはり女性、そして若い人たちも含めて、多様な人たちが政治に参加をし、期待をし、そしてそれに対して政治が応えていくと、こういうような流れ。多様な方々、「女性」や「若者」がしっかりと参加し、また活躍できるようなフィールドであることが、非常に一般論として大切であるというふうには改めて感じているところでございます。

記者(KBC)

以前の市長会見でもお伺いしましたけれども、こういった一連の県議会や県を巡る混乱を受けて、北九州市と一緒にやっていることも非常に多いと思いますけれども、改めて何かそういったことをやる上で、市と県が何かをやる上で、今、何か障害と言いますか、やりにくさがある部分っていうのは現時点でいかがでしょうか。

市長

そうですね。「今の混乱によって支障が起きている」ということは、明示的に、顕示的に何かが起きたり、止まったりしているということはありません。むしろ「改革していこう」ということによって、より一層、県の皆さんの動きがさらに、仮によりスムーズになったり、より連携が深まるということに繋がっていけばいいなというふうには期待をしております。

記者(KBC)

それから蔵内議長の議員辞職について「論評はできない」ということですけれども、やはり高島市長や福岡市が重要なパートナーであると同時に、県も非常に重要なパートナーだと思いますので、その二元代表制の片方のトップが辞めるということについては。もう少しちょっとお考えを伺いたいんですけれども、いかがでしょうか。

市長

そうですね。私はやはり、もちろん福岡県も大事なパートナー、福岡市も大事なパートナー、もちろん他の自治体も大事なパートナーですけど、規模で言えば県と福岡市というのは大事なパートナーであり、特に私はやはり執行部の長でございますので、首長である高島さんも大事なパートナー、また、やっぱり執行部の長である服部知事の改革、ここに対しては強く期待をしますし、それをしっかりと進めていただきたいというふうに思います。でもその大切なパートナーの、二元代表制の片翼なので、環境負荷やら「近いでしょう」というお話かもしれませんけどね。そのお一人の辞職がどうのこうのっていうことよりも、やはり改めて私たち、しっかり噛み締めなければいけないというふうに思うのは、やはり私たちの政治や、その首長であれ、議長であれ、やっぱりしっかりと向かい合うべきは、同じ政治、同じところにいる政治家ではなくて、市民・県民のほうをやっぱり向いていくということが大大原則であるということ、この原点にやっぱり戻っていくことが必要だと思います。内輪の常識ではなく世間の常識、仲間内の常識ではなく市民・県民の常識、ここをしっかりとわきまえていくことが、一般論として必ず必要であるということを改めて私たち、ともに再確認していきたいというふうに私自身は思います。

記者(KBC)

ありがとうございます。

記者(RKB)

すみません、RKBの若松です。先日福岡市が職員のアンケートを公表しました。中には「長時間、威圧的な言動を受けました」っていう方だったりだとか、精神的な苦痛を訴えた方もいらっしゃったというふうな結果が出ています。

市長

ごめんなさい、精神的な苦痛を?

記者(RKB)

苦痛を訴えているという方もいらっしゃいますけれども、こういった結果を受けて、北九州市でも同じように職員さんに対して議会対応のアンケートを実施するのかどうか、検討するのかどうかっていう、今のところのお考えを伺ってもよろしいでしょうか。

市長

そうですね。自治体ごとに様々な調査、あるいは事情も異なると思いますので、という前提はありつつも、もちろん議会と市役所、県庁という執行部は二元代表制の下で、健全な緊張感を保ちながらそれぞれの役割を果たしていくことが大切だと、これは大原則でございます。そうした中で、私自身ももちろんこの執行部を率いる身として、やはり「実態調査は」ということでお尋ねありましたけれども、やはり常に職員が意欲的に業務に取り組める環境をつくっていく、そして行政運営の最適化を図っていくということは、議会との関係においても大事なテーマでございます。こうした中で、そのための状況把握というものの手法としては、他の自治体で行われているアンケート調査という手法の実施を含めまして、「どのような方法が最も効果的だろうか」ということは今引き続き検討しているところでございますので、そうした中で具体的にどういう形にしていくのか、検討は進めていきたいというふうには思っております。

記者(RKB)

じゃあ実施に向けて検討を進めているという、これから進めるのか、それとも進めている。

市長

アンケート調査ということに決め打ちしているというものではありませんが、やはり何らかの実態、あるいはそれに関して執行部と議会の関係に、あるいは長年の慣習を積み上げてきたものについて、職員の皆さんが、やはり何と言いますか、意欲的に業務に取り組める環境、あるいは業務の最適化という観点から、どのような課題認識を持たれているのかということについては、いろいろな方法があり得ると思いますので、検討を深めたいというふうには思っております。

記者(RKB)

分かりました。

担当者(市長公室 報道課)

他よろしいでしょうか、なければこれで定例会見のほうを終了させていただきます。ありがとうございました。

市長

ありがとうございました。

このページの作成者

市長公室報道課
〒803-8501 北九州市小倉北区城内1番1号
電話:093-582-2235 FAX:093-582-2243

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