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タコマ市の位置図アメリカ合衆国の北西部ワシントン州にあるタコマ市は、州の中心都市であるシアトル市の南に位置する、人口約22万人のまちです。豊富な森林資源に恵まれ、伝統的に製材業が発達しており、港湾を中心に産業が発展した物流拠点都市でもあります。
1959（昭和34）年、旧小倉市と姉妹都市提携して以来、60年以上の長きに渡り交流を続けています。
1957（昭和32）年、林旧小倉市長が訪米した際、シアトル在住の日本人会会長を通じ、日米両国間の親善を図るため、米国の都市と姉妹都市の提携を行いたい旨依頼しました。その結果、都市的性格、人口、規模においてふさわしい都市として、1958（昭和33）年6月にワシントン州タコマ市が紹介され、タコマ市と小倉市の交流が始まりました。
1959（昭和34）年6月8日、当時の小倉市議会全員協議会において、タコマ市との姉妹都市提携が承認され、この日付を姉妹都市提携日としています。現在6つある北九州市の姉妹・友好都市の中で、最も長い交流の歴史があります。
| 時期 | 交流内容 |
|---|---|
| 1960年 | 「伸びゆく北九州小倉大博覧会」にタコマ館を特設 |
| 1984年 | 市長、商工会議所会頭がタコマ市制100周年記念祝賀行事に出席 |
| 北九州港とタコマ港が姉妹港提携に調印 | |
| 北九州商工会議所とタコマ商業会議所が姉妹会議所提携 | |
| 1986年 | 「タコマ通り」の完成式典を本市で開催 |
| 1988年 | 本市開催の日米親善高校野球大会にタコマ市から参加（2009年までに両市にて14回実施） |
| 1994年 | 「姉妹港会議」の初開催 |
| 1999年 | 姉妹都市提携40周年を記念し、両市において相互訪問団を派遣 |
| 2004年 | 姉妹都市提携45周年記念式典を両市で開催 |
| 2007年 | 姉妹都市45周年に贈呈した日本庭園設計図をきっかけとして、協力し造園したタコマコミュニティカレッジ内の日本庭園が完成 |
| 2008年 | 北九州市立大学とタコマコミュニティカレッジが派遣留学協定締結 |
| 2009年 | 姉妹都市提携50周年を記念し、両市において相互訪問団を派遣 |
| 2014年 | 北九州市立高校とスタジアム高等学校が姉妹校提携 |
| ポイント・ディファイアンスパーク内日本庭園のリニューアル計画に協力するため、専門家派遣により作成した設計図をタコマ市に贈呈 | |
| 2019年 | タコマ・ジャズウィークを開催 |
| 姉妹都市提携60周年を記念し、両市において相互訪問団を派遣 |
トーテムポールタコマ通り
JR小倉駅北口の西日本総合展示場と北九州国際会議場との間の市道630メートルを整備し、1986年10月に開通しました。歩道は明るいセピア色系の焼レンガ仕上げになっています。
この通りに面した西日本総合展示場とAIMビルの間には、1989年に北九州港開港100周年を記念してタコマ港湾局から贈られたトーテムポールと、1999年に姉妹都市締結40周年を記念してタコマ市から贈られた市章の入った表示板が設置されています。
2019年、タコマ市との姉妹都市提携60周年を迎えたことから、北九州、タコマの両市において、様々な記念事業を実施しました。
記念植樹式典3月28日から4月1日、ビクトリア・ウッダーズ市長をトップに、タコマコミュニティカレッジ学長や姉妹都市委員会関係者からなる代表団を受け入れました。3月29日には、本庁舎前（北側玄関横）にて姉妹都市提携60周年記念植樹式典を行いました。また、同日開催した記念レセプションでは、両市関係者のほか、タコマにゆかりのある方々などが参加しました。
タコマ・ジャズウィークタコマ市代表団とともに、ジャズミュージシャンも来北。日本人を加えた3名によるバンドが、3月25日から31日、小倉北区及び門司区の各所でミニライブを開催しました。
期間中は、1,500人を超える市民の皆さんに観覧いただき、音楽を通じた市民交流が実現しました。
記念碑除幕式7月20日から26日、姉妹都市提携60周年を迎えるタコマ市及びノーフォーク市での記念事業に参加するため、北九州市長及び市議会議長が両市を訪問しました。タコマ市では、記念植樹、記念碑除幕、記念レセプション参加のほか、タコマコミュニティカレッジを訪問し、関係者とともに姉妹都市提携60周年を祝いました。
政策局総務国際部国際政策課
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