Artist

石井リーサ明理

Akari-Lisa ISHII

石井リーサ明理Akari-Lisa ISHII

《LIGHT X(ライト・クロス)》2021

INTRODUCTION

LIGHT X(ライト・クロス)

東田地区の歴史を象徴する歴史的な遺物はなんといっても、高炉ではないでしょうか。日本の近代化を牽引し、現在でも力強くそびえ立つこの高さ70mの東田第一高炉が多様な光の表現によって、巨大なライト・アート・インスタレーションに変身します。この作品では、北九州の歴史や、現在のパワー、今後の発展を表現して、高炉壁面に展開します。また照明の電源には、水素エネルギーを使った最新技術も活用し、環境問題に関する一つの解決策を象徴的に可視化します。光のドラマにあわせて、オリジナルの音響効果を加えたインスタレーションの動画は、ネット上で幅広く配信する予定です。毎夜5分毎に繰り返し壮大な光のスペクタクルを展開します。

PROFILE

照明デザイナー。1971年東京都生まれ。日米仏でアートとデザインを学び、照明デザイン事務所勤務後、2004年にI.C.O.N.を設立。現在パリと東京を拠点に、都市、建築、インテリア、イベント、展覧会、舞台照明までをこなす。世界各地でのプロジェクトに参加する傍ら、絵画制作、講演、執筆活動も行う。主な作品にジャポニスム2018エッフェル塔特別ライトアップ、銀座・歌舞伎座、ポンピドーセンター・メッツ、コロッセオ・光のメッセージ、パルファン・ディオール(シャンゼリゼ店等)、リヨン光の祭典等。フランス照明デザイナー協会正会員。国際照明デザイナー協会正会員。著書『アイコニック・ライト』(求龍堂)他。国際照明学会エクセレンス賞、フランス照明デザイナー協会照明デザイン大賞、リヨン光の祭典グランプリ等受賞多数。「日本を代表する女性120人」(文藝春秋)の一人。東京都観光促進を考える有識者会議、東京オリンピック競技大会ブランディング委員会委員。