Artist

服は着る薬(鶴丸礼子アトリエ)

Clothing is wearable medicine (Reiko Tsurumaru Atelier)

服は着る薬(鶴丸礼子アトリエ)Clothing is wearable medicine (Reiko Tsurumaru Atelier)

展示風景

INTRODUCTION

障がいとともに生きる人の衣服をオートクチュール(一人ずつの注文制作)でつくる活動を続ける鶴丸礼子。障がいのある方の身体の特徴を誠実に捉え直し、その人の身体にあった唯一無二のファッションをつくりだします。身体の46カ所を計測する独自の製図法は、一人一人の体型にあった着心地の良さを生み出し、誰もが分け隔てなくおしゃれを楽しむことを可能にします。これまでに手がけた服は一千着以上。鶴丸がつくりだす衣服は服飾の可能性を拡張するのみではなく、それを着る人の生きる喜びを後押しし、健康と幸福をもたらすのです。

PROFILE

鶴丸礼子
服飾デザイナー。
1956年鹿児島県鹿児島市生まれ、大分県大分市在住。

ジバンシィのオートクチュールのアトリエを経て独立。1989年より身障者衣服を専門とする。
「鶴丸式製図法」を考案し、弟子入り制にて後発の指導。
医療・福祉関係の特許取得。大学院や短大等で講師を務める。
一般財団法人服は着る薬代表理事、全国技能士会連合会マイスター。
第50回吉川英治文化賞受賞。