Artist

BABU

BABU

〈障害+ART 50-0〉展より(インスタレーション部分)

INTRODUCTION

障害50+0

BABUは北九州在住のストリートアーティスト、スケートボーダー、現代美術作家です。2016年に発表された映像作品《GOSH!》では、福島第一原発のすぐ隣にあるいまだに帰還困難区域指定された福島県双葉町で防護服を着けてスケートするBABUの姿を捉えたもので、2011年以降置き去りにされた問題を浮かびあがらせました。本展では、2018年、脳梗塞に倒れたBABUが、重度の後遺症が残る中、リハビリに励み制作した作品群を展示します。この大きな壁一面に展開されたインスタレーションは、素描、写真、オブジェなどから構成され、生と死、自由と不自由のはざまから立ち現れる力強い表現の力を見せてくれます。

PROFILE

北九州市生まれのストリートアーティスト、スケートボーダー、現代美術作家。

 国内外各地に赴き、多数のストリートアートを制作する一方、ストリートカルチャーをベースにした、常識をはるかに超えて行く、映像制作、絵画、ドローイング、彫刻、タトゥーなど、さまざまな領域を横断するその活動は高く評価されている。スケートボード、廃材、ゴミ、捨てられた絵画などをコラージュした作品や映像作品は、旅を通して磨いた独自の感性で制作されている。近年は、現代美術のフィールドでも活躍しており、東京藝術大 学、EAST EAST 展(ドバイ)、石巻リボーンアートフェスティバル、ビームスのギャラリーB(東京)、ワタリウム美術館(東京)、VOCA展(東京)、GALLERY SOAP(北九州)等で作品を発表している。