北九州市政だより

NO.1502

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令和8年3月15日号 特集

特集
明日の北九州市を支える未来産業

国内最大の洋上風力発電所 今月本格稼働!

発電事業者:ひびきウインドエナジー(株)

北九州市は風力発電産業の最適地!

 風力発電の関連産業は、海洋調査、製造・組立・建設・土木工事、運転・維持管理、物流など裾野が広く、大きな経済効果、雇用創出効果が期待できます。北九州市は、優れたポテンシャルを生かし、風力発電産業の総合拠点を目指しています。

全25基 年間約5億kWh発電(17万世帯分:北九州市全世帯の約4割に相当) 海域事業面積(※)約2700ha(南北10km、東西11km) ビュースポット 響灘北緑地公園(若松区響町1丁目) ビュースポット 白島展示館(若松区響町1丁目) ブレードの長さ約85m 海面からナセルまでの高さ約115m 合計約200m 50階建てビルと同等

※海域事業面積…点線で囲っている区域

〈北九州市の特徴〉

  • 優れた地理的条件
  • 厚い産業基盤
  • 公害克服の経験
  • 海運・海洋土木の重要拠点

建設の様子

▲ジャケット基礎の据え付け
(令和6年4月)
▲ブレード(羽根)等の
積み出し
(令和7年5月)
▲風車の設置
(令和7年8月)

 洋上風車は、現在「着床式」が主流ですが、今後はさまざまな海域に対応できる「浮体式」が普及する見込みです。北九州市では、響灘西地区を拠点として、官民共同で浮体式拠点開発の検討を進めています。

陸上風車 洋上風車(着床式) モノパイル基礎 ジャケット基礎 今回完成 洋上風車(浮体式) バージ型 セミサブ型 TLP型 スパー型

問い合わせ
港湾空港局洋上風力拠点化推進課 電話093-582-2994

市長からのメッセージ

 今、響灘の海に25基の洋上風車が立ち並んでいます。この壮観な景色こそ、わがまちの歴史的かつ国家的なプロジェクトがいよいよ形となった姿です。国内最大級の洋上風力発電が、いよいよ本格稼働します。
 かつて私たちは、市民の力で深刻な公害を克服しました。その不屈の精神が今、最先端のエネルギー産業、そして次代のものづくり産業へと姿を変え、都市に新たな成長を生み出そうとしています。
 このプロジェクトは、世界から注目を集め、投資を呼び込み、産業の厚みを増していく大きな原動力となります。この好循環を回し続ける北九州市の新しい物語を、皆さんと一緒に作っていきましょう。
 未来の子どもたちが誇れるまちを、ここから共に築いていきましょう。
 北九州市なら、必ず、できる!

北九州市長の画像

北九州市長
武内 和久

G-CITY戦略を策定

G-CITYのロゴ
G-CITY戦略とは
北九州学術研究都市をバージョンアップする戦略
ビジョン
大学の「知」と先端産業が融合し、新たなイノベーションが連続して生まれる街

※「G-CITY」=GREEN(グリーントランスフォーメーション)/GLOBAL(世界中)/GRID(つながる)/GAKKEN(学研)

 北九州学術研究都市は、平成13(2001)年に「アジアに開かれた学術研究拠点」として開設されました。新産業の創出や技術の高度化を目指し、理工系の大学・研究機関・企業が、国内で唯一、同一キャンパスに集まっています。

福岡大学大学院 産学連携センター 早稲田大学大学院 九州工業大学大学院 情報技術高度化センター 技術開発交流センター 北九州市立大学・大学院 学術情報センター 共同研究開発センター 事業化支援センター

これまでの実績

●「知」の集積(令和8年2月時点)
  • 4大学
  • 13研究機関
  • 57企業
  • 学生・教員・企業 約3500
●周辺人口の増加
  • 平成13年
    約1400人
  • 令和6年
    12000

5つの柱(施策の方向性)


1
稼げる
5つの柱/稼げるのイメージイラスト

2
つながる
産学連携機能の強化
5つの柱/つながるのイメージイラスト
東京科学大学との協働がスタート!

 北九州市、北九州産業学術推進機構、東京科学大学は昨年8月に三者連携協定を締結しました。締結以降、学術研究都市の産学連携機能の強化や東京科学大学の北九州の活動拠点設置などについて協議を進めています。

協議後の集合写真

北九州市を選んだ理由は?

 北九州市は、空港や港など物流拠点としての基盤がすでにあり、多くの大学や企業などイノベーションを起こす上でのポテンシャルがそろっていることが大きな魅力です。地元の人には当たり前に感じられるかもしれませんが、我々から見ると、これだけ恵まれた都市は非常にまれです。
 また、北九州学術研究都市のように多くの大学が集積していると、研究に新しい視点が入り、自分の大学だけではできなかった課題解決にもつながると思います。
 若い世代には、ぜひ広い世界を見てほしいです。グローバルな視点や幅広い人脈を得た上で「北九州市をもっと良くしよう」と思うような人材が育っていくといいですね。


▲東京科学大学副学長
大嶋洋一さん


3
集まる
先端企業・研究機関の集積
5つの柱/集まるのイメージイラスト

4
魅力あふれる
まちづくり・エリアの魅力向上
5つの柱/魅力あふれるのイメージイラスト

5
世界を巻き込む
グローバル・イノベーションハブの形成
5つの柱/世界を巻き込むのイメージイラスト

G-CITYの目指す姿


学術研究都市の大学が獲得した外部研究資金(国・民間資金の計)

5年後
50億円

学術研究都市発のスタートアップ起業社数

10年間
30

学術研究都市への誘致件数

10年間
200

このほかにも、恵まれた産業基盤や豊富な理工系人材を生かして、宇宙、半導体、次世代自動車などの未来産業の育成・振興に取り組んでいます。

宇宙産業の振興

 市内企業の宇宙産業サプライチェーンへの参入や、宇宙スタートアップ創出などに取り組んでいます。

リアルスペースワールドを
目指して

衛星の画像

九州工業大学発の宇宙スタートアップ

 九州工業大学は、小型・超小型衛星の運用数が学術機関の中で世界一なんです。これは長年、北九州というものづくりのまちで産学官連携や国際連携に取り組んできた結果だと思います。
 当社は、新興国の政府・企業向けに、衛星開発のトレーニング事業や超小型衛星を活用した社会課題解決サービスを提供していますが、大学に留学生など豊富な海外人材がいることも大きなメリットになっています。
 北九州市製の衛星が世界から注目されることが我々の目標です。


▲(株)Kyutech Space Solution for Emergings
代表取締役
布施哲人さん

半導体産業の振興

半導体のイメージ画像

 先端半導体の研究開発や、高度人材育成、半導体関連企業の誘致などに取り組んでいます。

学術研究都市に半導体の研究開発拠点を開設

 九州はパワー半導体の領域で大きな産業集積があり、中でも北九州学術研究都市にはこの分野に強い九州工業大学や早稲田大学などがあるため、活動拠点として選択しました。
 昨年、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と、当社が力を入れるダイヤモンド半導体の宇宙機応用を見据えた共同研究を開始しました。今後は、さらに横のつながりを広げて、北九州市をダイヤモンド半導体の分野でも盛り上げていければと思います。


▲(株)Power Diamond Systems
代表取締役
藤嶌辰也さん

特集に関するお問い合わせ
産業経済局未来産業推進課 電話093-582-2905
宇宙産業推進室 電話093-582-2716

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