北九州市政だより

NO.1429

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令和5年3月1日号 特集2

特集
子どもたちの可能性を広げる外国語教育

 社会や経済のグローバル化が急速に進展する中で、外国語(英語)によるコミュニケーション能力がさまざまな場面で必要となってきます。市では、未来を担う児童・生徒たちの外国語を使う力を伸ばすため、多様な授業や取り組みを行っています。

工夫した外国語の学習

小学3年生から外国の言語や文化に親しむ活動が始まります。中学1年生からは英語で行う授業を基本とし、タブレット端末を使って動画を利用した学習や音読の練習、また、先生とALT(外国語指導助手)が協力した授業などに取り組んでいます。

やりとり・即興性を重視!
外国語コミュニケーション能力を育成

 市では、英語でのコミュニケーションの楽しさや必要性を児童・生徒たちに実感してもらい、次の学びにつなげるような授業や取り組みを行っています。具体的には、ALT(外国語指導助手)と協力した授業や英語スピーチコンテスト、(八幡東区東田4丁目)を活用した体験学習などを行っています。

生きた
英語の
学習

ALT(外国語指導助手)の活用

 外国語を使った学習を充実するため、ALTを活用して授業を行っています。小学校では、まずは外国の言語や文化に親しみ、「聞くこと」「話すこと」を通じてコミュニケーションの基礎を身につけます。中学・高校では、さらに生徒の英語能力を高めるとともに、自信を持って英語でコミュニケーションをとれるよう授業を行っています。

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英語
表現を
磨く学習

イングリッシュコンテストの開催

 市立中学校・特別支援学校中学部の生徒を対象に、英語スピーチコンテストを行っています。参加する生徒は、先生やALTから発音・効果的な表現方法などの指導を受けながら、スピーチの技術を磨いていきます。昨年は、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマに自分の意見を、3分間で表現しました。

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体験する学習

英語でのコミュニケーションが楽しくなりました

「博物館へ行く時に必要なものを買う」という課題に沿って、お店でパンと水を買いました。英語で買い物するのはもちろん初めてで、面白かったです。将来は海外留学したいと思っています。(赤星輝宙さん)

テレビスタジオで、アナウンサー役になって英語の天気予報放送を体験。英語を話すのは自信なかったけど本番ではけっこう話せて、スタッフの人にもちゃんと伝わり、すごくうれしかったです。これからは、外国の人と積極的に英語で交流したいです。(古賀虎太郎さん)

与えられた課題は、客室乗務員さんに頭痛の薬をもらうこと。聞き取れない時はスタッフがジェスチャーで教えてくれました。今後は、道が分からなくて困っている外国人を見かけたら、積極的に声をかけようかな。(松下友香さん)

今日は、自己紹介と将来の夢を英語でスピーチ。日ごろインターネットの動画に合わせて英語の歌を歌ったりするくらい英語が好きなので、すごく楽しかったです。アメリカ、カナダ、タイ...将来はいろんな国に行ってみたいです。(三原青空さん)

自分の考えや気持ちを伝え合う学びに力を入れています

 市では、子どもたちが英語でコミュニケーションをとる力を伸ばすことを目標に外国語教育に取り組んでいます。友達や先生とのやりとりを中心とした授業で、まずは英語を好きになってもらい、そして、英語を聞いたり、読んだり、話したり、書いたりすることで、自分の考えや気持ちを積極的に英語で伝えられるようになることを目指しています。

教育委員会学校教育課 新郷久恵 指導主事

この特集に関するお問い合わせ
教育委員会学校教育課 電話093-582-2368

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