北九州市政だより

NO.1431

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令和5年4月1日号 特集2

特集2
住むまちの魅力をもっと高める、
自治会・町内会活動

 元気なまち、明るいまち、安心して暮らせるまち。魅力にあふれたまちには、人と人とのつながりがあります。今回は、自治会・町内会の役割などを理解してもらうために、令和4年度から各区で取り組み始めた「町内会魅力向上運動」の活動の一例を紹介します。

気軽に助け合える“つながり”を、これからも。

 清滝地区は、車が通行できない狭い路地が多く高齢化率も高い地域です。そのため、「粗大ごみを出したくても自力では無理」といった声が上がっていました。そこで、町内会の有志が粗大ごみの持ち出しを手伝う「力を合わせてお片付け大作戦」を昨年10月に実施。「助かった」「また来てほしい」と住民にも好評で、今年2月にも再び行いました。公民館の倉庫は前回同様、タンス、布団、ベッドなどの粗大ごみでいっぱいに。これからも、住民同士が声をかけあい、気軽に助け合える“つながり”を、大事にしたいですね。

門司区錦町校区自治連合会会長
 玉水 博明さん

活動の様子写真

「自治会がないまち」を想像すると、自治会がいかに大切か、あらためて分かります

写真
九州女子大学 人間科学部 人間発達学科
教授 大島 まな先生

●加入していない理由の多くは「誘われなかったから」

 数年前、市が自治会未加入者に「加入していない理由」を聞いたアンケート調査において、最も多かった回答は「誘われなかったから」で、20代・30代では半数以上を占めていました。もっと声をかけあい、自治会の必要性とメリットを伝えれば、加入を前向きに考える人も増えるのでは、と期待します。

●誰もが恩恵を受けている自治会活動

 路上に放置自転車が目立ち、町内会の掲示板の情報も古い地域は空き巣に狙われやすく、逆に環境が整然と保たれ、住民同士が日常的にあいさつを交わす地域ほど狙われにくいそうです。防犯・防災や美化を通じて安心して暮らせる地域づくりを担う自治会活動。市民の誰もが、知らず知らずのうちにその恩恵を受けていることを、あらためて考えさせられます。

●地域の魅力を知ろう

 ご近所同士、地域の子どもたちともあいさつを交わせる...そんな環境で育てば、自分の住むまちが好きになり、シビックプライド(地元愛)の醸成にも自然とつながるのではないでしょうか。一人でも多くの市民が、自治会への理解を通じて地域の魅力を知ることは、よりよい地域づくりの第一歩だと思います。

自治会・町内会活動への市の支援制度

例えば

  • ●生活の上で欠かせないごみステーションの清掃や維持管理に必要な用具の購入補助。
  • ●犯罪や交通事故を防ぐために自治会が設置している防犯灯や防犯カメラの設置費や維持費の補助。
  • ●「活動したいけれど何から始めてよいか分からない」ときには、まちづくりの専門家を派遣。

 そのほか、自治会・町内会活動へのさまざまな支援の問い合わせは、各区役所コミュニティ支援課か市民文化スポーツ局地域振興課(電話093-582-2111)へ。

活動の様子写真

自治会・町内会活動の参考に

自治会・町内会PR動画

 「自治会・町内会が何をしているのか分からない」という声があることから、市は自治会・町内会の活動を紹介する動画を制作しました。制作にあたっては、北九州市立大学の学生の皆さんからのアイデアを参考に、SDGsの11番目の目標である「住み続けられるまちづくり」をテーマにしています。

PR動画写真

自治会などへの加入申し込みも

自治会・町内会情報ポータルサイト

 市内で頑張っている自治会・町内会の魅力ある取り組みを情報発信するホームページです。ここから、自治会・町内会への加入の申し込みや、地域の情報を住所から検索することもできます。

ホームページ写真

この特集2に関するお問い合わせ
市民文化スポーツ局地域振興課 電話093-582-2111

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