北九州市政だより

NO.1428

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令和5年2月15日号 特集

特集
安心して子どもを生み育てられるまち

 未来を担う子どもたちとその家族を応援する北九州市の取り組みは、全国的にも高い評価を受けています。中でも産前産後のサポートや小児医療は、市が力を入れている事業の一つ。育児などの支援が必要なお母さんとお父さんのために安心の手助けとなるよう進めています。

産後のお母さんを手助けする「産後ケア事業」助産師などの専門スタッフが心身のケアや育児のサポートを行っています。

利用者のお母さんに聞きました話を聞いてもらえるだけで不安が消え、元気が戻ります。

合田さん親子写真
八幡西区在住 合田さん親子

 子どもの1カ月健診で産後ケアのことを知り、出産2カ月後から月1回、宿泊型の支援サービスを利用しています。初めての子育てで何も分からないのに身近に頼れる人もなく、孤独感も相まって不安が募るばかり。そんな時、温かく迎えて何でも相談に乗ってくださる助産師さんたちに、いつも助けていただいています。うんちの見方、母乳を出やすくするマッサージのやり方...育児に役立つ知恵もいっぱい授けていただきましたが、それ以前に、話を聞いてもらえるだけで心がほぐれ、気持ちが落ち着くんですよね。この春、娘が1歳になる直前まで、もう何泊かお世話になろうと思っています。

支援する助産師さんに聞きました手厚いサポートで楽しく子育てを。

川野敦子さん、金重佳代さん写真
助産院 町のさんばさん(八幡西区)
院長 川野敦子さん(左)
助産師 金重佳代さん(右)

 一人一人が抱える悩みや、こう育てたいといった思いなど、まずはお母さんの声にしっかりと耳を傾けるように心がけています。子育てに不安になっているお母さんには「この泣き方はお腹がすいているサイン」「離乳食を始めるタイミングは...」など、子どもの月齢に応じた助言や手助けも行います。日ごろ頑張っているお母さんが子どもを預けてぐっすり眠るひとときは何よりも心休まる時間。来院した時の張りつめた表情から柔らかな笑顔に変わって帰る姿を見送るとき、私たちも最高に幸せな気持ちになります。

しっかり寄り添います。北九州市の充実のサポート

産前産後を支えるさまざまな取り組みの中から3つを紹介します。利用方法など詳しくは問い合わせを。

問い合わせ
子ども家庭局子育て支援課 電話093-582-2410

無料

産前や産後の早い時期に小児科医と顔なじみになるお手伝いをします

こんにちは赤ちゃん!
小児科訪問(ペリネイタルビジット)事業

 出産前はもちろん出産後の早い段階から、なんでも相談できる小児科医を知ってもらい、初めての子育てを安心してスタートしてもらう取り組みです。市内に住む妊娠28週から産後2カ月(56日)の人(初産)が産婦人科医の紹介で小児科医を訪問し、赤ちゃんの病気や予防接種、子育てのことなどアドバイスを受けることができます。

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有料

産後間もないお母さんたちの不安や疲れた体を助産師などがサポートします

産後ケア事業

 産後の生活や育児に不安なお母さんのために、宿泊や日帰りでの通所、自宅への訪問で、心身のケアや育児をサポートする事業です。市内に住所があり、出産後1年を経過しないお母さんと子どもで、家族などから家事や育児の支援が受けられない人などを対象に行っています。

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有料

ヘルパーが自宅を訪問し家事や育児の支援を行います

※3月31日までは初回利用料(利用者負担額)が無料です。

産前産後子育て支援
ヘルパー派遣事業

 日中、家族などから家事や育児の援助が受けられない家庭にヘルパーを派遣する事業です。食事の支度や後片付け、洗濯、部屋の掃除、買い物の支援など行います。市内に住所があり、日中、家族などから家事や育児の支援が受けられない人のうち、0歳児の子どもがいる人や2歳以下の子どもが二人以上いる人などが対象です。

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北九州市は医療体制も充実しています

問い合わせ
保健福祉局地域医療課 電話093-582-2678

小児の医療体制

市には、赤ちゃんや幼児の診察・治療に24時間年中無休で対応できる小児科総合病院が4つもあります。もしもの時にいつでも対応できる市の小児救急医療体制は、子育てをする上で大きな安心材料になっています。

子どもが生まれたら、まず「かかりつけ医」を

天本正乃さん写真
市立八幡病院 小児救急・小児総合医療センター
副院長 天本正乃さん

 保護者や家族の皆さんにお勧めしたいのは、できるだけ早い段階で、なんでも相談できる「かかりつけ医」を持つことです。子育て中は発熱や咳など、子どものちょっとした体調変化にも驚き、不安が募るものですが、いきなり総合病院に行くのは...と、ためらう場合もあるでしょう。そんな時、気心が通じた小児科の先生なら、気軽に相談ができます。家庭のことや母子の健康状態を誰よりも知る「かかりつけ医」だからこそ、適切な診断が期待できます。北九州市は小児科総合病院と開業医との連携が緊密で、専門的な治療や緊急対応が必要な場合には、かかりつけ医からの紹介という形でスムーズに適切な処置が受けられます。市内には、八幡病院など4カ所の24時間体制で小児救急を実施している総合病院があるほか、夜間・休日には福岡県の小児救急医療電話相談(電話#8000)の利用も。看護師が対応してくれます。

高いレベルの医療体制

 北九州市は、人口10万人当たりの病床数が政令指定都市の中で第2位と、市民の皆さんが安心できる充実した医療体制が整っています。

人口10万人当たりの病院病床数
(令和2年10月1日現在)
熊本市 2025.0
北九州市 1980.3
札幌市 1860.8
岡山市 1508.2
堺市 1442.8

夜間・休日に「急病」「けが」のときはご相談ください

  • テレフォンセンター(夜間・休日急患センター内) 電話093-522-9999
    [受付時間]24時間・年中無休
  • 福岡県小児救急医療電話相談 電話#8000
    [受付時間]
    月〜金曜日は19時〜翌7時
    土曜日は12時〜翌7時
    日曜日・祝日は7時〜翌7時

24時間体制で小児救急を実施している小児科総合病院

24時間年中無休で対応しています(受診前に問い合わせが必要です)


  • (八幡東区尾倉2丁目 市立八幡病院内)
    電話093-662-1759

  • (小倉北区東城野町)
    電話093-921-0560

  • (小倉南区春ケ丘)
    電話093-921-8881

  • (八幡西区岸の浦1丁目)
    電話093-641-5111

他にもたくさん!子育て支援のごあんない市の子育てに関する情報を分かりやすくお知らせします

子育てマップ北九州

子育てに関する市の支援サービスや施設・イベントなど、さまざまな情報を提供するウェブサイトです。

子育てマップ北九州写真

北九州市こそだて情報

子育てに関する支援サービスや相談窓口をまとめた冊子です。

冊子写真

[配布場所]区役所保健福祉課、出張所、親子ふれあいルーム、、市内の産婦人科・産科・小児科など

この特集に関するお問い合わせ
子ども家庭局総務企画課 電話093-582-2280

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